ミニボーグ鏡筒DX-SD/DX-LD(試作品)レビュー -1-

ミニボーグ鏡筒DX-SD/DX-LD(試作品)レビュー -1-

*予めのお断りです:ここで使用しているミニボーグ鏡筒DX-SDおよびDX-LDはトミーテックさんから「試作品」をお借りしているものです。製品版/量産品とは異なる可能性があります。

CP+2015で発表になったDX-SD、DX-LDですが、トミーテックさんのご厚意で試作品をお借りしています。トミーテックさん自身の説明資料(CP+2015で展示されたもの)はこちら。このポスターでも「写真は試作品です」となっていますが、今回お借りしたものも試作品です。手前が短いDX-SD、奥が長いDX-LDです。
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さて、これをどう使うか、どう組み合わせるかはユーザーの自由。この自由度の高さがBORGの面白いところ。私の場合短い方のSDはコ・ボーグに、長い方のLDは71FLにつけます。とにかく、この2本で試してみたかったのです。

SDもLDも60Φのため、そのままではコ・ボーグに接続できません。そこでM42→M57変換アダプターを間にかまします。製品番号で言うと【7524】です。

合焦距離を確認しながら組み立てた構成がこちらです。写真の右側から「コ・ボーグ対物レンズ(36ED)【2037】」→「絞りM42P1【9421】」→「M42ヘリコイドS【7840】」→「M42P1→M57/60AD【7524】」→「M57/60延長筒M【7603】」→「ミニボーグ鏡筒DX-SD」→「カメラマウントホルダーM【7000】」→「カメラマウント マイクロフォーサーズ用【5011】」→「OLYMPUS OM-D E-M1」となります。
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これでおよそ1km先のビルに合焦しました。多分本当の無限遠はピントが合わない気がするのですが、このレンズでそこまで遠い被写体は撮らないのでまずはこの構成で動物園を回りました。本当の無限遠に近いもの(例えば富士山とか)を撮る場合は延長筒Mを外せば多分合うと思います。

なお、E-M1+コ・ボーグのセットは非常に軽量なため、私は動物園を回る時は手持ちしています。ストラップを使いません。右手か左手でカメラボディか鏡筒を持って歩き回れるからです。

そのため三脚座は外しています。写真には写っていませんが裏側にDX-SDのネジがあり、これを緩めることで50mmの可動域を可能にします。実際にこの構成を組んで家で最短合焦距離を確認すると、驚いたことに110cm、つまり約1mほど手前の被写体に合焦します。あまりに寄れるのでびっくりしてメジャーで測ってみたのです。
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71FL+DX-LDで組んだ構成はこちらです。写真右側から「71FL」→「延長筒M」→「ヘリコイド」→「DX-LD」→「マウントホルダー」→「カメラマウント」→「E-M1」です。
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こちらもほぼ無限遠(実用的な無限遠)から、これまた驚くことに2mほど先の被写体に合焦します。部屋で確認した時「そこに置いてある瓶に合焦するのか!」と驚きました。71FLで鳥撮りする時にそんな近くに鳥が来ることは1年で1度あるかないかなのでそこまで伸ばす機会はそうそうないかもしれませんが、「2m先でも合焦する」というのはかなり嬉しいです。

さて、使用感ですが結論から先に言いますと「60Φ(および以下)のBORGに超オススメ」です。個人的には「必須」で、もうこれなしのシステムは「イヤ」というぐらい。試作品なので近いうちに返却しますが(試作品でなければ返さないのか、おい)、販売開始になったら両方とも買います。使い勝手抜群です。

まずはなにより「軽い!」。軽量でありながら剛性は見直されているのでしっかりしている。

またドロチューブの動きも実にスムーズで、ミニミニドロチューブよりもスムーズです。前日の晩、意味もなく「スコスコ」と動かしていたぐらいです。このスムーズさがとても気持ちいい。

そして忘れてならないのが、多分BORG初、最初から植毛紙が貼られている!植毛紙貼りが苦手な私にはこれだけで十分魅力的。

さて、では作例です。シーチケホルダーな多摩動物公園でトライしました。晴れ間が見えていたので基本的に絞りを目盛り27ぐらいまで絞っています。手持ち撮影です。

動物園なのにファーストショットはなぜか野鳥のルリビタキ♀。ちょっと距離は遠かったですけどね。
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ガン、カモ類は揃ってお休み中でした。
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ちなみに今回もフラットナーは外しています。素のコ・ボーグ、200mmです。
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足元で水を飲んでいる個体。
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この場所では水を飲んでいる個体が必ずいます。そういう場所なのかしら。
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ルリコンゴウインコは何かを叫んでいました。
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何気なくググっていたらsugestionで「価格」と出てきたので調べてみたら30-40万円以上するようです。
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大人しい性格、なんでもよく食べ、ペレットが基本なので餌代もあまりかからないようですが、でかいケージが必要、寿命は60-80年、鳴き声が100dbを超えるようで、相当うるさいので気軽に飼える鳥ではないとのこと。
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ウォークイン・バードケージに来ました。やっぱりBORGレンズが描写する水は綺麗。
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クロトキは巣作りに入っていたので、ぼちぼち繁殖に入るのでしょうね。
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タゲリの羽の色ってこんなにカラフルだったのか。
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コ・ボーグの標準システムで唯一使いにくいなと思っていたのがドロチューブだったのですが、このDX-SDで一気に解決しました。とにかく動かしやすさが半端じゃないです。それと男性の手にはやはり60Φの方がホールド感がいい。
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仲良しオシドリが背寝していたのですが、
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目を開ける時も閉じる時もタイミングまでが同じ。
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そ、それを食べるのか、おい?
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やっぱり無理だよねぇ。
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諦めきれない様子。
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また行く。
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でももちろん持ちあげられない。
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